地味ぱんだ生体日記

なんとなく生きてきてなんとなく存在し、人の影に隠れて生きていきたい私ぱんだのなんとなくブログです。

探偵ナイトスクープと星の王子さま

今日の探偵ナイトスクープは途中から見出してマイクの話しと最後の引きこもりの女性の依頼しか見れていないのですが、引きこもり女性の依頼にすごく感動しました。

中学生時代から引きこもりをしていて、彼女は普段からお兄さんとしか外出をしないという話をしていました。

その姿が自分にとても重なってしまって見ながら泣いています。

いますというのも現在進行形で見ているからなんですがね、彼女の依頼は後ろ向きに歩いてそれが終わったら前向きになれるようにしたいというものでした。

彼女はいじめられていて人の悪意というものが怖いという、私も人の悪意がとても怖いです。

初めましてという人が持っている自分に対しての悪意が怖いです。

自分なんかという基本的に後ろ向きな人間なんですが、そこから派生するマイナスな感情に雁字搦めです。

彼女は9時間以上をかけて海を見に行きます、そこまでに色々な人にであい色々な優しさを貰います。

それを見て私はとても人間ってやっぱり優しい人もいるんだなと思いました。

人に対しての悪意と私も引きこもっていて何もできない自分に自信をなくして余計にマイナスになっています。

どうしようもない事ですが、何もしていないから自信がつかないつかないから何もできない

それは悪循環なのかもしれないですね、お金を稼ぐという事は人と交流を取るということなんだと思いました。

お金を稼ぐという事は人との繋がりなのかなと思っています。

 

星の王子さまを思い出しました

そんな時に星の王子さまを思い出しました、砂漠の真ん中で飛行士であるボクと王子さまが出会います。

 

星の王子さま (集英社文庫)

星の王子さま (集英社文庫)

 

 

私が持っているのは上記のものになります、今は色々な所から出版されていますが昔は岩波書店からだけでした

中学生の頃はそれを読んだ記憶があります。 

昔中学生の頃に読んだ時と今読んだ時の感想はまったく違いました、特別な花の気持ち王子さまの感じ方飛行士の受け答えの意味何もかも全て感じ方がかわっていました。

特別な花の自尊心の強さプライドが高いのにただのか弱い少女のような表現、彼女はとても寂しがりなんだと

王子さまを愛しているのに素直になれない彼女はとてもか弱い少女に見えました。

昔はなんて嫌な花だと、愛していると言っているけど愛してるならどうして素直に甘えないんだと思っていました

王子さまが飛行士と出会うまでに出会う男たちは大人になって社会にいる人間を全て表現していると思った。

男には限らないけど、大人たちだなと表現がわかりやすいと思ったけど子供心には大人はこんな人じゃないとこんなのばかりじゃないと父親や母親みたいな大人しか想像していませんでした。

ただ、会社に入ればこんな人山ほどいるし私もこの中に該当する大人になっていると感じました。

 

特別な花は特別な花ではなくてただのバラだった

そして王子さまは地球に流れ着きました、そこは砂漠で人間は誰もいないアフリカでした。

王子さまはヘビに出会います、彼は王子さまはかわいそうだともしも星に帰りたいならば自分に言えばいいと言いました、ここは砂漠だから人間はいないというヘビに更に人間はどこにいるのと聞きます。

ヘビは悟ように人間の中にいたって寂しいさと言いました、その言葉はとても寂しく感じました。

人間は一人だと人間の中にいても余計に寂しさを味わうと今の自分に投げかけられているような気持ちになりました

何処に居ても一人という感覚が抜けませんでした、何をしても一人だと言われているような気持ちでした。

王子さまはヘビと別れると一人で人間を探してさまよいます。

その時に王子さまは自分の星にさいている一輪の花と同じ花を見つけました。

そこにはたった1輪ではなくて何百、何千と咲き誇るバラがいたのでした。

あの花は何も特別ではないと自分の星に1輪だけ咲いていたから特別なのだと勘違いしていたんだと王子さまは知りました、自分の星はなにも特別な所ではなかったんだとそれだけ持っていても何も特別じゃないと悲しくなったと書いていました。

その時に特別だと自尊心とプライドと何もかも高い所から見ているものが砕かれました。

だって自分が持っているものは何も特別な事はないし、自分はただの人間で今持ち合わせているものは何もないんだと言われているような気持ちです。

王子さまが泣いてしまって私も泣いてしまって考えさせられました。

たった一本のバラは何も特別な花ではなかったんだと、その時に王子さまはキツネに声をかけられます。

キツネは「飼いならしておくれ」と王子さまにお願いしました、飼いならすという事は絆を作るという事だとキツネは言います、私はこのエピソードが1番好きかもしれないです。

絆を結ぶ、この世界は大体のものはお金で買えるし大体のものは店で解決すると思います。

だけど友達や恋人人間関係の事だけはお金では本当にどうしようもありません。

どうしようもないから飼いならして絆を結ぶという、最初は10万分の一のただの何処にでもいる少年だと言います。

なつかせることでそれは特別になると王子さまとキツネは特別な関係になるといいます。

それは人間社会でいう親友なんじゃないかと私は解釈しています。

そしてバラが恋人なんじゃないのかと私は解釈しています、キツネをなつかせた事で王子さまはあの特別な花は自分だけの特別な花だという事に気が付きます。

それを読んだ私はキツネのセリフでとても印象に残る言葉があります。

簡単なことなんだ――――ものは心で見る。肝心なことは目では見えない

(集英社文庫 星の王子さま 新訳:池澤夏樹)

 このセリフはとても心に刺さりました。

今だに刺さっています、なにごとも大切な事は目では見えない特別な事は心でみないといけないんだと心で感じないといけないんだと思いました。

 

大事な事はといつでも傍に転がっている

特別な物を手に入れた王子さま、なつかせたキツネ。

星で待っているたった1輪の特別なバラ。

彼はそれに責任を追わないといけないという、いつでも大事な事はとても傍にあるんだと思います。

人間にとってはとても近くにあれば有るほどに見えなくなるんじゃないかなって思っています。

私は今何もしていなと感じて何もできないと思いこんでいるけどこうして文字を書いています。

何もできないわけでもない、呼吸もしている誰かと関わってもいる。

冒頭の探偵ナイトスクープの話ではないけれど後ろ向きで歩くのはとても苦痛で1人では出来ないことだけど前は誰でも向けるんじゃないかな、前だけを向くのも大変だからたまに左右確認して下も上も見ないとダメだとそして失敗したら後ろ少しだけ見てまた前を向くという責任なんじゃないかなと。

星の王子さま読んで探偵ナイトスクープ見て感じて正直私元気づけられました。

いつでも大事な事はそばにあるのだとそばにありすぎて、気がついていないんだと見えていなんだと思っています

仕事も私は前ばかりみて苦労ばかりしんどいばかり無理な事ばかり見ているのかもしれないです。

いつでも転がっているものを手にすくえるように少しだけ心で感じるという心で見るって事も大事だなと感じた星の王子さまの話でした。

 

あの本とても読んでない人いたら是非読んで欲しい、本嫌いな妹さえ読めたので軌跡な大人の絵本だと思っています、挿絵も入ってるしね。

像が入ってるボアの絵が好きです。