24時間テレビ「阿久悠物語」を見ました。
今年はパーソナリティーに、小山慶一郎さん、櫻井翔さん、亀梨和也さんが担当されていますが、我が家の家族は関ジャニ∞派な為に彼ら以外のパーソナリティーでは平穏に見られます、彼らの年はホントに…ゆっくりは見れないです。
なので今年はゆっくりと見られる年で、スペシャルドラマもゆっくりみました。
以下はネタバレがあるので注意して下さい。
今年のスペシャルドラマは闘病と闘うとか障害を克服するとか…そういうテイストではなく作詞家阿久悠の半生を描いたドラマでした。
私自身は阿久悠さん自身は存じ上げておらず、ですが彼の作った作詞は耳にしたことがあるものが沢山ありました。
母が昔カセットテープで聞いていた歌謡曲の作詞かはこうして見ていると阿久悠さんの詞がとても多かったです。
そしてその奥様を松下奈緒さんが演じておりました、最初から最後まで全てを見終わった瞬間に感じたのは本当に阿久悠さんは時代を作った男なんだと思いました。
ドラマでは描ききれなかった物語も沢山あると思います、綺麗事じゃない事も沢山あるんだと思いましたが、まとまっているドラマだなと正直思いました。
そして親友である上村一夫さんとの関係性に涙をしそうになりました、彼はライバルであり親友であり誰よりも心許せ、弱みを見せられる阿久悠さん自身の心の拠り所なんだと思いました、こういう所がある人はとても強いなと思いました。
話を通してみた感想は素晴らしい歌詞を残してくれたこの歌詞達はこれからもいつの時代にも語り継がれるものだと思いました、生前母がとても好きな歌なんだと良く口ずさんでいたのが八代亜紀さんの雨の慕情でした。
私も良くテープで流れているのがとても印象に残っています。
歌詞も頭に残って直ぐに浮かんできてサビの部分は素晴らしいと思っています。
母の世代は阿久悠さんの歌に馴染みが深い世代なのだと感じました。
ドラマの内容はスター誕生を中心に彼の苦悩と楽しみと歌で時代を作りたいという前向きかつ希望が溢れる内容でした。
バーで飲む阿久さんと上村さんの会話がとても好きです、二人の息の合った本当に信頼しきっているという空気感がよかったです。
そして家にも帰れないのに息子にきちんと顔を覚えてもらえていてしかしそれはテレビの中の阿久さんの姿で最初はショックを受けますが奥様が顔を覚えていてもらえるだけいいじゃないですかと言うと彼は満足しその絵を東京の家に持って帰るエピソードがあります、昔のお父さんはこういう不器用な部分があるのかなと痛感しました。
今回の24時間テレビの試みは良かったです、お涙ちょうだいでもなんでもなく彼の今の世代が知らない阿久悠という素晴らしい人物を紹介するという企画素晴らしいです。
歌は知っているけど彼は知らないという世代も歌も彼も全て知っている世代の方も楽しく見れるものだと思いますしこういうのを世代の壁を超えるという事なんじゃないかなと感じました。